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【FIBER】先端生命工学研究所の「DNA非標準構造(非二重らせん構造)の研究」が日刊工業新聞で紹介されました
2015/05/20
このたび、先端生命工学研究所(FIBER)の杉本直己所長・教授の研究グループが取り組んでいる「先制核酸医工学」に関する標記テーマについて、5月12日付け日刊工業新聞朝刊で紹介されました。
核酸DNAには標準構造である二重らせん構造以外にも、三重らせん、四重等らせん、ジャンクションなどの非二重らせん構造が存在します。FIBERの研究グループは、これまでにDNAの周辺の環境が変化するに対応して、これらの非二重らせん構造が安定に存在することを見出してきました。これらの非二重らせん構造の機能を明らかにするすることができれば、個人個人の病気のかかりやすさなどを判別できると期待されています。また、医療分野以外にも新しい機能をもった食品や化粧品の開発も可能になると考えられ、FIBERの現在の研究成果が紹介されました。
本研究の一部は、神戸大学大学院システム情報学研究科の田中成典教授と共同で実施されており、本研究の推進により健康促進や疾患発症の未然防止ができることを目標としています。
FIBERでは、今後も生命化学分野における研究成果を通じて、科学技術の振興と研究成果を通じた社会還元に寄与してまいります。