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先端生命工学研究所（FIBER）建石寿枝助教が一般財団法人イオン工学振興財団の平成27年度研究助成に採択されました。
イオン工学振興財団は物質・生命・環境中のイオンの挙動を解明し、その機能を引き出し、それらを新しい物質の合成や、生命活動及び生態系の維持のための技術として生かす科学と技術の振興を計ることを通じ、調和のとれた科学・技術を発展させ、ひいては人類の福祉に貢献することを目的として、イオンを用いた工学研究への助成を行っておられます。
なお、建石助教の採択された研究題目、研究概要は以下のとおりです。

研究題目：イオン液体中で機能する高感度のDNAセンサーの構築

研究概要：
個人のがんや生活習慣病等の疾患発症リスクを調べる個別診断医療では、個人の遺伝子の一塩基の違い（一塩基多型）を解析しますが、既存の解析システムでは、疾患遺伝子以外の遺伝子を誤認識してしまうという問題点がありました。
本研究では、イオン液体という特殊な溶液中でのDNAの標的遺伝子の認識能が向上するというFIBERで開発した技術を活用し、誤認識を低減させたDNAセンサーの開発を目指します。

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