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【FIBER】遠藤玉樹講師、杉本直己所長らが遺伝子の働きを自由に制御する技術を開発

2015/12/04

このたび、先端生命工学研究所(FIBER)杉本直己所長と遠藤玉樹らの研究グループは、病気の原因となる遺伝子の働きを抑え、発病を防ぐ可能性のある技術を開発しました。この成果は、11月30日付け神戸新聞朝刊で紹介されました。

研究グループでは、米ニューヨーク州立大学ビンガムトン校との共同研究により、遺伝情報の伝達を担うメッセンジャーRNAがヘアピン状に曲がった部分に結合する人工分子の作製に成功しました。これにより、タンパク質を合成するリボソームの働きを抑え、病気のもととなるタンパク質の発現を制御することが可能になります。原理的には遺伝子が関連するすべての病気で治療に活かせる可能性があり、幅広い病気への応用に活用できると期待されます。

先端生命工学研究所(FIBER)では、生命化学分野における研究成果を通じて、科学技術の振興と研究成果を通じた社会還元に寄与してまいります。

2015年11月30日付神戸新聞朝刊